こんばんはHANAです。
退職を決めてからの日々を綴るこのブログ、今日はテーマは、「安定=会社」という神話を、どうやって心の中で手放したかです。
ついこの間まで、定年満期退職をするつもりだった私は、「安定しているからここにいる」ぐらいに思っていました。だからそのマインドを壊すには結構時間がかかった・・・
会社に就職するのは自然で当たり前でした
私が社会人になった頃、
「いい会社に入って、勤め上げるのが普通」という空気が当たり前にありました。
特に私は専門職だったので、
「どこかに雇われて働く」以外の選択肢を考えたこともありませんでした。
大学の友人(みんな臨床検査技師になる)も病院や検査センターに就職するのが一般的でした。起業するなんて人は皆無。そんな雰囲気は一切感じませんでした。
会社に入れば、収入も保証されるし、社会保障も自動的についてくる。
そういう意味で「安定=会社」という感覚は持っていました。
でも、「会社に守ってもらう」という気持ちは、正直あまりなかったように思います。
ただ、ただ、それが「普通」だった。
それ以上、深く考えることはありませんでした。
じわじわ生まれた違和感
ところがここ数年(本当に最近なんですよね・・・遅すぎる)
少しずつ、こんな違和感が積み重なっていきました。
- こちらの成長の意欲を汲み取ってくれないこと
- 評価の基準が自分ではコントロールできないこと
- 周りの空気に合わせ続けることへの息苦しさ
- 微妙なタイミングで襲ってくるパワハラやモラハラ
- 仕事に対するモチベーションの減少
「こんなものだよね」と思いながらも、
心のどこかでは、「これって本当に自分の人生なのかな?」
そんな問いが、うっすらと浮かんでいました。
『稼ぎ方2.0』
「安心とは、組織に属することではなく、自分自身で仕事を生み出す力にある。」
村上臣さんの本にはこんなふうに書いてありました。自分自身で仕事を生み出す力。正直私にそんなものがあるとは思えませんでした。
でも、本当はそうなりたいと思っているのではないか?
だからモヤモヤするのでは?
「ああ、私も、本当は変わりたいと思ってたんだ」
そんな自分の本音に、はじめてちゃんと向き合った瞬間でした。
安定と思っていたものを手放すまでのこと
すぐに割り切れたわけではありません。今でも振り切ったと言えるまでにはなっていないです。
- 「でも会社にいれば安定だし…」
- 「子どもたちが露頭に迷うってことは多分ないし…」
- 「年齢的に今さら無謀かな…」
- 「周りにどう思われるだろう…」
- 「失敗したらどうなるのかな…」
そんな気持ちを、何度も行き来しています。
でも、少しずつ情報を集めたり、
小さな行動(発信や副業の勉強)を始めたりするうちに、
「今いる場所だけがすべてじゃない」
と思えるようになってきました。
辞める直前の今、思うこと
今の私は、会社にいないからこそ、
自分の力で稼ぐために何ができるかを真剣に考えています。
まだまだ手探りだけど、
「誰かに決められない働き方」を選び取ることができた今、
生きている実感は確かに強くなりました。
安定とは、誰かにもらうものじゃなくて、
自分でつくるもの。
そんなふうに、少しずつ考え方が変わってきています。
あなたが感じる“本当の安心”は、何ですか?
もし今、どこかで違和感を抱えているなら、
その感覚、大事にしてほしいなと思います。
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